このページでは、深夜酒類提供飲食店営業の届出の際提出する図面一式のうち、営業所面積の求積図の作成ポイントについて解説します。
「自分でやってみよう!バーの深夜営業届出 図面作成①【営業所平面図】」を読んでいない方はそちらから先に目を通してください。すでにCADソフトを使った平面図ができているという前提で進めます。
それでは画像をご覧ください。CADソフトのレイヤー機能を使い、完成した平面図から壁やドアといった構造設備以外の付属設備、そして営業所の壁芯を示す青線以外を非表示または消します。(あらかじめ最初に作った平面図のファイルをコピーして作業すれば安心です)
①【営業所平面図】作成のページでもふれていますが、図面を作るにあたって営業所の内のりで寸法を計測します。しかし営業所の面積としては内壁から0.10m(10㎝)外側に壁芯があるとして、その壁芯から面積を計算します。
この例の場合、営業所の横幅は内のりで4.20mなので、左右の壁それぞれ0.10mずつ外側に壁芯があることになり、そこから計算すると営業所自体の幅は4.40m、ということになります。
同じ要領で縦の長さを壁芯を基準に計算します。実際の内のりは6.69mですが、営業所の縦の長さは6.89mです。ここまでくれば、この営業所は長方形なので計算は容易にできます。
②求積表に面積を算出した計算式を記載しましょう。ここでポイントです。計算上、数値が小数点第3位、あるいは第4位まで出ることはよくありますが、営業所面積としては第3位を四捨五入して第2位までを記載します。
③この図面は営業所面積を示す壁芯が長方形なので計算は単純にできましたが、実際の店舗では複雑な形のケースが多いです。そのような場合は、区画を三角形や台形など計算しやすい図形に区切ってそれぞれの面積を合計して面積を計算します。その際、一つ一つの図形にA、B、Cなどの記号を振って求積表と対応させることでわかりやすく表示します。
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